定額給付金の支給開始が始まってますが、
皆さんはすでにお金を受け取っておられますでしょうか。
私の住んでいるところでは請求はしましたが、まだ
銀行口座には振り込まれていないようです。
さて、
この定額給付金、一人一人個別に給付されるわけではなく、
住民票の世帯主にまとめて家族分を支払うことになってます。
まとめてもらえるし、手続きも一つで済むから良いではないか
と言われればそうなのですが、よく無い場合もあります。
それは、DVを受けた人(多くの場合女性)が子供などを連れて
家を逃げ出したときです。
このような場合には、ほとんどの家庭の場合、夫が世帯主と
なっているでしょうから、夫がすべての給付金を得てしまいます。
ただでさえ、DVを受けて話すことすらままならないのに、
定額給付金をください。
とは余計に言えないのです。
それに対して、以下のような記事にもあるように、
DV夫に世帯主の家族にまとめて定額給付金を渡すな
という仮処分申請を行っている事案があります。
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/20090422_yol_oyt1t00498/ただ、このようなことは何も定額給付金に限って起こっているわけではありません。
児童手当に関しても同様の問題があるのです。
児童手当に関する詳細は以下のサイトをご参照ください、
http://ja.wikipedia.org/wiki/児童手当
児童手当も通常は世帯主が請求する場合がそのほとんどです。
児童手当は読んで字の通り、子どものための手当として自治体から支給されるお金なのです。
しかし、DVなどで家を飛び出している母子の場合、児童手当は、
夫の銀行口座に振り込まれる場合がほとんどですから、もらうことができないのです。
このような状況を告げ、児童手当を母子家庭に渡して欲しいと自治体に
言っても、ほとんどの場合は、相手にしてもらえない現状があるのです。
この定額給付金とDVがクローズアップされているのを契機として、
一度、児童手当とDVも考え方を見直していった方が良いのではないでしょうか。
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