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カウンセラーからのメール

以下、私が所属する、
全国離婚救済回避ネットワークのメンバーの一人の
カウンセラーからのメールを紹介します。

少しカウンセリングのことを書いてみます。
カウンセリングには理論と技法があります。それらは大きく分けて4種類、細かく分けると100以上あると言われています。
そして、技法を更に分けると態度と技法があるわけです。
技法はまた大変な種類がありますが、ここで態度についてだけ書いてみました。


態度で大事なことは「共感的理解」と「無条件の肯定的関心」です。
この言葉はカウンセリングではもっとも基本的な重要な専門用語ですが、
定義は人によって異なります。


前者のいっていることは、相談者の言っていることを
正確に客観的に聞いて理解するだけではダメだということです。
相手の訴えたい気持ち、感情を理解しなければいけないわけです。

例えば相談者が「なんとかで悲しい」と言ったとしても
実は悲しいのではなく、「悔しい」とか「腹立しい」というのが
本心かもしれないのです。
本人が無意識的にあるいは、意図的に実際とは異なる
言葉を使う場合がある
訳です。

だから、発した言葉だけを一生懸命きくだけでは不十分です。
相談者のこころには言葉とは違う感情があると
カウンセラーが感じたら、
なぜそうなったかを理解してあげる必要があるです。


次に後者の言っていることは、相談者が考えていること、
感じていることをすべて一旦受け入れてあげるということ
です

それが、聴き手にとって理解しがたい、あるいは納得しがたいものであってもです。
理由はともかく相談者がそう思っていることをわかりましたと示してあげることです。
ところが、聴き手がカウンセリングマインドをもっていないと、
相手を評価して、反論したり、批判したり、
助言したりしてしまう訳です。

いわゆる「無条件の肯定的関心」というのは「受容」とも言いますが、
なぜこれが必要かというと人は自分が受容されたと感じてこそ
、相手を信頼するから
です。そして信頼関係ができていない関係では何を言っても意義がないからです。正しいことを言っても相手は聞く耳をもてていないなら、何の意味をないのです。

ですから、私はひたすら最初は聴くことに徹します。
質問されても答えません。ただ 時々気が緩むとつい自分の考えを言ってしまう場合がありますね。人は助言を求めてきても
実際は求めているとは限らないのですね。
それに気がつかず、意見をいってしまうと
信頼関係が築けない場合があります。
ただ、いつもいつも聞いているだけでは解決しない場合もあるので
それ相応の対応は必要にはなります。相談者と信頼関係ができたと感じたらら少しは(いや 沢山かな)自分の感じることも話していますが。


 もう一つ、大事なことは 「沈黙、間」です。
普通対話していて言葉が途切れるのはキマリが悪く、
話し続けてしまいがちです。相談者が話すのは構いませんが、
聴き手が沈黙の時間を回避しようとしがちです。

しかし、カウンセリング的対応では、「沈黙」時間というのは、ただ単に言葉が途切れている訳ではないのです。
意味があるのですね。
一つは相談者が頭の中で色々考えを巡らしているとても大事な時間なのです。カウンセリングのもっとも大事なことは自分を見つめることなのです。そういう大事な時間を聴き手が沈黙状態を気まずく感じ、
中断させてしまうことがよくあるわけです。そして、もう一つ大事なことは、なぜここで相談者は沈黙したのかということをカウンセラーは考えなければいけないのです。相談者の心情を測るのに大事な時をわざわざ逃してしまうのです。

参考資料
「プロカウンセラーの聞く技術」東山紘久著 創元社  「カウンセリング演習」福島修美著 金子書房 


ほとんど、メールの全てを紹介してしまいました。
私が離婚業務を行う上で、やはり、問題となってくるのは
自分の気持の整理の仕方です。
法律問題は難しくてもやればできます。

しかし、離婚の際の当事者の気持は
時間が解決するより仕方がないところがあります。

けれども、その時間の経過を少しでも早めることができないか?
そういった観点からもお客様との
カウンセリング的な接し方は必要だと感じます。

法律の勉強、カウンセリングの勉強
やるべきことはたくさんありますが、

少しでもよい仕事ができるように
日々精進して行こうと思います。



コメント
人の話を理解して聞いてあげる力、、
大切ですよね。。お互い頑張りましょう^^
一番大事なことですよね。
老人介護でも一番大事なことだそうです。
公正中立な立場なので、相手の身になりつつ、感情に流されることのないよう心がけたいと思います。
京都の田中 さん
コメントありがとうございます。

>人の話を理解して聞いてあげる力、、
大切ですよね。。

そうなんです。
最近はカウンセリングの勉強も始めました。
まだまだ勉強不足ではありますが、
法律&カウンセリング
を駆使して、これからは頑張ろうと思います。
山羊座の嫁 さん
コメントありがとうございます。

>老人介護でも一番大事なことだそうです。

そうなんですか。
老人介護。その点の知識は乏しいです。
世の中にはすること、しなければならないことがあり、
知識をいくら詰め込んでも足りないですね。。。
宮本さん、こんにちは。
おじゃまします。

とても勉強になりました。
「行政書士の仕事はまずは相談だ!」と
とあるベテランの先生がおっしゃっていましたが、
事が離婚になると、相談もカウンセリング色が
強くなりますね。
人の話を聞いてあげるのって、実はすごく
難しいんだな、と改めて思いました。
勉強しなくてはいけませんね。
hamasaka さん
お忙しい中、コメント誠にありがとうございます。

>人の話を聞いてあげるのって、実はすごく
難しいんだな、と改めて思いました。

そうなんです。
私もアドバイスを言い過ぎる時が
ありまして、
「依頼人に良かれ」と色々な
情報をお送りしているのですが、
それが逆に相手の話を聞かない
要因になったりしており、
まだまだ聞く力不足ようです。

以下、参考資料までに、
「プロカウンセラーの聞く技術」(東山ひろ久)
(創元社)


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